なおずっと知ることはない
【急募】処女なのに彼氏に淫紋を付けられた時の対処法
そんなテロップが私の脳内で流れたが、当然私の頭の中での話なので、それ以上発展することはなく。デュースの手が離れた場所に堂々と鎮座するそのピンク色に私は戸惑うしかなかった。
「……うん、大丈夫そうだな。練習してきたけど実践は初めてだったから心配だったんだ」
ホッとした顔を見せるデュースに対して私は大パニックである。当たり前だろう。さっきも言った通り、初夜なのにいきなり淫紋を付けられてるんだぞ、こっちは。
それも避妊魔法をかけるって宣言されたはずなのに。なのにどうして淫紋が刻まれてるんだ。
もしかして私が淫紋だと勘違いしているだけで本当は避妊魔法なのではと思ったけど、紋様を刻まれたところが異様に熱く、じわじわと快感が広がっていて、素肌に触れる空気にすら反応してしまうぐらい過敏になっている。これが淫紋でなければなんだというのか。
「でゅーす、まって、これ、ちがう……!」
「違う、って何がだ?」
「からだが、へんなの。なんか、こうぞわぞわする、から……」
「ああ、避妊魔法は媚薬効果も発生するんだ。だから何も間違ってないぞ」
なんだその仕様。後出しされた情報に愕然としている間にデュースの肩へ足が担ぎ上げられる。
抵抗しようにも下手に動くこともできず、彼のなすがまま。ひたりと、さっきよりも格段に潤った秘部へデュースの熱が宛がわれる。
まってと私の静止は声にならなくて。ずちゅん、と彼の大きなものが一息に奥まで入り込んだ。なのに破瓜の痛みは全くなく、代わりに強烈すぎる快感が広がる。一瞬、意識が飛ぶほどの刺激に「あ、あ」と意味のない母音が私の口から漏れていた。
みちみちと皮膚が限界まで伸ばされているからか、圧迫感というか存在感が凄い。なのにやっぱり痛くなくて。起こっている事と、自分の感覚がちぐはぐで混乱する。
「、動いていいか?」
「まって、まっ、あ、ああっ」
私が痛がっていないとわかったからだろう。私の内壁が馴染んだところでデュースが律動し始める。ばちゅ、ばちゅと腰を打ち付けられ、私の背中が大きく仰け反った。
気持ちいい、きもちいい、はじめてなのに、こんなの。快感に溺れる体と否定したい心に板挟みになって訳が分からなくなる。
突然、目の前が真っ白になって、びくんびくんと体が跳ねる。上り詰めた感覚の余韻が引かぬうちにデュースは動きを激しくし始めた。きっと私が感じ入っているから、彼自身の快感を追い求めるようにしたのだろう。だとしても私は喘ぐばかりで。
ぐっとデュースが息を詰める。その直後にどくどくと中の熱が脈打った。じわりと広がっていくぬくもりに応えるように、ポウッとおなかに刻まれた淫紋が光る。
おそらく正しく避妊魔法が起動したという証なんだろう。それを見届けるとデュースは中に熱を収めたまま、私のおなかを撫で回す。自分で付けたくせに邪魔だと言わんばかりにその紋様に向けられた彼の視線は厳しい。
刺々しい視線から一転、私に向けられた途端にその眼差しはギラギラと欲と熱に満ちたものとなる。
「……もう一回いいか?」
だめと言ったら中で大きくなってるこれはどうするのだろうか。
そんな疑問が頭に浮ぶと同時に頷いてしまったから、その答えを私が知るよしもなかった。