やっぱりハッピーエンド
学生時代からずっと好きだった女の子と両思いになった。
普段は自制しているのか、あんまり飲まないだけども昨夜はやたらペースが早くて。その結果、立派な酔っ払いと化した彼女をオレは自分の家へと持ち帰ったんだけども。
先に言っておくけど、その時はまだ優しい男友達のままでいてやるつもりだったよ。別にがオレの家に泊まるのは初めてじゃなかったし(ただしオレ以外の男の家には泊まらないよう口酸っぱく言ってる)
だけどもをベッドに横たわらせて、さてソファで寝るかとなった時、が一緒に寝ようとごねた。さすがに同じベッドで密着して我慢できる自信はなかったから断っても、それでもはしつこくねだってきて。
だからちょっとビビらせるつもりで、彼女の両手首を押さえ込んで脅したのだ。男相手にそんなこと言うとか襲われたいの?って。
じゃあ退くどころか、アイツは近づけたオレの顔にキスして、ふにゃふにゃ笑いながら「えーすがすき」「えーすにならおそわれたい」なんて言っちゃって。
そんなこと言われて我慢できるはずなかった。酔っ払い相手にマジになってどうするんだって冷静なオレが囁いていたけど、オレだって酔っ払いなもんで。
お互いバカの一つ覚えみたいに好き好き言って、甘ったるい声で名前呼び合って、ついでに勢い任せにプロポーズだって成立させちゃって。
そんな感じでバカップルよろしくの最高の初夜を終えて、オレはご機嫌だった。
「なかったことにしてください……」
起き抜けにキスしようとしたオレを両手で突っぱねる彼女にそう言われるまで。
急降下する気分にスンッと表情が抜け落ちるのが自分でもわかった。あとコイツ、昨晩のことすっかり忘れてるんだなってことも。へーお前にとって、オレとの両思いはそんなあっさり忘れちゃうことなんだ。
「わかった、昨晩のことはなかったことにしてやるよ」
オレの言葉にパッと明るい表情を見せる。だがそれはオレの顔を見るまでの一瞬だけ。
鏡がないから確認しようがないけど、今のオレはかつてないほど良い笑顔してるんだろうね。明らかに怯えた様子の彼女にそう思う。
「今からのことは死んでも忘れんなよ」
だからって止めてやるつもりはさらさらない。組み敷いたの短い悲鳴を飲み込むように口を塞いだ。
◇
「ひぁあッ♡ ごめんなさい、ごめんなさいっ♡」
快感を隠しきれない顔でが喘ぐ。ぐずぐずに泣いてる姿はちょっと可哀想だと感じなくもないけど、それ以上にムラッとするし、いじめたいという欲望をそそられる。絶対に許さないし止めない。
昨日ぶりのの中はきゅうきゅうとオレを締め付けている。昨晩まで処女だったのが嘘みたいに馴染んでいて、彼女だって悦んでいるのは反応からして間違いないだろう。
万が一に備えて買ったはいいけどまだ使う機会なさそうってことで、ゴムは昨晩使い切った分しかなかった。
そういうわけでそのまま挿れてるから早いかもと危惧してたけど、案外コントロールできていた。まあ昨日めちゃくちゃ張り切っちゃったから、その分、余裕ができてるのかも。
だめと口では拒んでもの子宮はオレの精を求めるように吸い付いている。ぐりぐりと奥を刺激してやれば、びくんとの体が跳ねた。何度目かわからない絶頂だけども、その度起こる強い収縮がたまらなく気持ちいい。
「オレと恋人になるよな? 」
度重なるオーガズムに頭の中は真っ白だろうに、はオレの問いかけにぶんぶんと首を横に振る。強情なやつ。
「恋人がダメなら奥さんな」と囁けば、さっきよりも拒むけど知ったこっちゃない。だってお前オレのこと好きなんだろ。昨日ちゃーんと聞いてるし、お前と違って覚えてるからな。それにお前さ、さっきからダメとは言ってるけどさ、嫌とは言ってないの気付いてる?
だから後々問い詰めるけど、こんな頑なにNOと示すのはたぶんオレの為なんだろう。あくまで勘だけど、合ってる気しかしない。けど本当にオレの為だとしても余計なお世話だわ。
だってオレ、お前が好きなんだってば。どんな理由があってもオレはお前と一緒にいたい。お前とならどんなことだって全部乗り越えてやるからさ。ずっとずっとオレの隣にいてよ、。
のおなかに刻んだ紋様を見る。これはマーキングの魔法だ。こいつの性格上、子供ができたら逃げそうだから、逃がす気なんてさらさらないけど念のため。これさえあれば、どこに行っても捕まえられる。
「あっ♡ ん♡ あついの、おく、きてる……♡ あ、ぁ……♡」
キスしながらの奥に精を撒き散らす。唇を離した途端、とろけた顔でが呟いて。
中出しの余韻にどろどろになってる彼女へ追い打ちをかけるように「ママになっちゃうな♡」と囁いてやれば、きゅっきゅっと中が媚びるようにうねった。こぷりと飲みきれなかった精液が繋がった部分から滲む。
「絶対に忘れられない一日にしてやるからな、」
暗に抱き潰す宣言をするオレにわかってるのかわかっていないのか、へにゃと笑う。あー、かわいい!
その顔に昨晩のが嬉しそうにしていたのを思い出したのと、単にオレがしたいこともあり、深く口付けながら彼女の奥へと腰を押し進めた。